2021年7月22日(木):ESD・国際化ふじのくにコンソーシアムESDコーディネーター/ふじのくに地球自然史ミュージアム インタープリター 日江井香弥子さまより以下のようなご報告をいただきました。

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今日はミュージアムの家族会議で、リーフレットをお渡ししながら、オランウータンのお話をさせていただきました。SDGsをまるっきり知らないという若い女性が聞きに来ました。「SDGsのお話しますね、聞いたことありますか?」と尋ねたら、キョトンとされてしまいました。温暖化の原因も知らないようでしたので、最後まで聞いてもらえるか不安でしたが、ひとつひとつ紐解くようにお話したら、「分かってきた」と言ってもらえました。このようにまだまだSDGsを知らない人もいるので、啓蒙活動の必要性を実感しました。リーフレットをお渡ししておけば、お家に帰ってから思い出してもらえるので、とても良いと思います。途中からNPOの方のお客様6名も加わり、「なぜこんな世界になってしまったのだろう?いつからだろう?」という質問を受け、20世紀以降、人類は石油をたくさん使い出し、あっと言う間に環境が悪化してしまった、という話をしました。しかし、絶望するのではなく、生き物たちの獲得した形や知恵に注目して環境問題に立ち向かっていけば克服できるかも知れない、とミュージアムのコンセプトにもつなげて、まとめました。
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リーフレット「No one will be left behind」と「SDGsデジタル絵本 自分でつくるミニ絵本」を活用していただきました。翌日も同様な研修をなさったとのこと、ありがとうございます。

日江井さまには、富士市立富士川第2中学校さま、富士市立岩松中学校(1年生)さま、富士信用金庫さまの研修会でもリーフレット「No one will be left behind」をご活用いただいております。オランウータンを通して、地球の現状を知っていただき、持続可能な社会を創るために自分ができることを考える機会を対話を通してなさっている実践、素晴らしいです。