2024年10月30日(水):富士市立南保育園を訪問いたしました。
午前中の保育参観後、午後は富士市駅南まちづくりセンターにて参観者とともに事後研修を行いました。
もうすぐ小学生となる5歳児の姿を紹介します。
【劇場ごっこの一コマ】
ペープサートを使った劇ごっこを考えている5歳児たち。
すでに3列20脚弱の椅子が準備されています。A君が準備したのでしょう。「席の予約できます〜」と大きな声で言うと、子どもたちが集まってきました。「どこがいい?好きな席、選んでいいよ」と聞きながら、座ったところの番号(上手から数えて)と名前をメモ程度の大きさの紙に書きました。また一人くると、再度、上手から数えて、番号と名前を書きます。席はどんどん埋まっていきます。ずっと座っているお客さんたちに、「(予約席だから、)座っていなくていい」と何回かA君が伝えるのですが、・・・。予約の意味がわからないようです。“予約“という響きが魅力的なんでしょう。ペープサートは始まりませんが、予約席に座ったままです。
お客さんが来るたびに上手から席を数え、番号と名前をメモするAくんの姿を見ていたB君がB5くらいの大きさの紙に①、②・・・と縦に書き出し、これを使うといいよと渡すのですが、A君は断ります。C君が「A、B、Cとかにすれば」と言うのですが、こちらも断ります。B君とC君は、人と席を一対一で対応させていけばいいということに気づき始めているようでした。また、お客さんが来るたびに、上手から席の順番を数え、番号と名前をメモするA君に対してなんとかいい方法はないかと考えていたと思います。
A君は席の予約だけでなく、シナリオを先生に書いてもらったり、女児の作った持ってきたポップコーンとジュースをお客さんに渡し、「一つ取ったら、隣の人に渡してください」とアナウンスをしたり、大忙し。総支配人さながら劇場を仕切っていました。ペープサートはこれからですが、片付けの時間には予約のメモを大切にロッカーにしまいました。翌日も劇場ごっこが続くことでしょう。