2024年11月15日(金):「ESDフォーラムミュージアムジャック2024」をホテルアソシア静岡 3階葵で、ハイブリッドで開催いたしました。令和6年度文部科学省ユネスコ活動費補助金SDGs達成の担い手(ESD)推進事業「社会教育・学校教育融合型のESDを主眼としたカリキュラムパッケージの開発」の一環です。

「カリキュラムパッケージ2023」を活用した実践をもとに、改善を図ることを目的に、学校教育、社会教育、行政、NPO法人、一般の方々(対面68名、オンライン50名、サテライト11会場)とともに、トークセッション、実践報告、ラウンドテーブルを行い、最後に事業評価委員コメントをいただきました。また、多様なステークホルダーとのネットワーク構築の場として、ブース展示も行いました。ブースのポスターは、ノットワークラボ公開資料053でご覧いただけます。

◎ラウンドテーブル
参加者の含蓄に富む質問から、実践報告者3名が異口同音に「子どもはESDやSDGsのために活動しているのではなく、ミュージックジャックの楽しさ、おもしろさから探究にのめり込んでいく。結果的にESDやSDGsにつながっていく」と述べられました。カリキュラムパッケージのコンセプト「リアルごっこ遊び」の本質に迫る対話がなされたように思います。さらに、社会教育施設の立場からタカミヤ環境ミュージアム館長 松岡俊和さまが3名の発言を強化する発言をされました。

◎事業評価委員コメント
世代や地域の垣根を超え、環境をテーマをみんなで考えるフォーラムだったこと、ユネスコのGreen Education Partnershipに値する活動であったことなどの評価とともに、国内外への発信、ユネスコスクールとの連携、カリキュラムパッケージの定義、教育課程にどのように体系づけていくのかなどの課題もいただきました。今後の指針としていきたいと考えております。ありがとうございました。

◎参加者アンケート
様々なミュージアムや団体が参加してくださってることに、まずは驚きました。(中略)その様々な方たちに、幼稚園、小学校の実際の活動報告を聞いていただけたことも、意味が大きかったと思います。(中略)ミュージアムや団体側、大人側に学びがあるというお話も興味深かったです。やはり、こうした取り組みは大人の意識改革に依るところが大きいことも改めて感じました。幼稚園の発表では、(中略)当日だけの「点」ではなく、学びは線であり、面でありということもみなさんによく伝わる実践であったと思いますし、幼児教育の奥深さも伝わる実践であったと思います」(石野泰子さま 浜松市立与進幼稚園)

「みんなでつくる」フォーラムをコンセプトに、1月下旬より準備を進めてきました。フォーラムにご参加のみなさまにあらためて感謝申し上げます。