2025年7月8日(火):幼稚園免許状取得のための専門科目受講者30名を対象に、特別講義「動物園の役割と可能性〜ESDの視点から〜」を実施いたしました。

講師は、中央動物総合専門学校顧問 柿島安博先生。
柿島さまのご高配により、今回の特別講義は実現いたしました。
柿島さまは、静岡市立日本平動物園リニューアルのキーパーソンで、50周年記念行事などの大きなプロジェクトに関わられてきた方です。
幼免履修者は、1年次より授業のフィールドとして日本平動物園を訪問しており、特別講義の時間を楽しみにしておりました。

講義の主な内容は以下のとおりです。
1.JAZAについて
2.動物園の4つの役割
2-1種の保存
①遺伝子の多様性 ②種の多様性 ③生態系の多様性
2-2教育
環境教育〜人間活動による7つの脅威
3,再整備事業
4.学生との対話

まさに「特別講義」という90分間でした。
種の保存に関しては、レッサーパンダのペアリングやブリーディングローンについて、具体的な写真や名前でお話しいただいたことが印象に残っています。また、ホッキョクグマの産室の写真などを提示していただきながら、他園の取り組みなどもお話しいただきました。
ハズバンダリートレーニングなど動物の福祉に関するお話も学生にとっては新鮮だったと思います。
対話の時間は、学生の素朴な疑問に対して話を広げたり深めたりしていただきました。終了後、「裏話をもっと聞きたかった」と述べている学生も複数おりました。

興味深い話に引き込まれ、特別講義の様子を写真におさめることがことができませんでした。写真を掲載できず、申し訳ございません。
柿島さま、ありがとうございました!