2026年6月4日(木):静岡大学教育学部専門科目「幼児と環境」「保育内容 環境の指導法」にて、静岡市立日本平動物園にフィールドワークに行きました。
授業の目的は以下の4点です。
このフィールドワークでは、①〜③を主に扱います。
①ESDにおける動物園の役割を確認
②園外保育における場(動物園)の研究(教員として背景となる知識の習得)
③園外保育における教師としての留意点
④幼児期の経験から小学校への学びの発展に関する内容
今回は、ゲストティーチャーとして中央動物総合専門学校顧問で元日本平動物園園長の柿島安博さまをお招きいたし、園内を歩きながら、動物生態や生息環境、展示施設のコンセプトや工夫などを教えていただきました。目の前の動物と研究成果や現場での実体験を織り交ぜたお話に、学生たちは感動と驚きを隠せない様子でした。
柿島さま、ありがとうございました。
興味深いお話がたくさんありましたが、動物に関する印象に残ったお話を2つ紹介します。
「レッサーパンダの出産の時期が早まっているようだ」
レッサーパンダの赤ちゃんは、交尾の時期に関わらず、多くは7月上旬に生まれます。これは、受精卵がすぐには子宮に着床せず、一定期間休眠(浮遊)状態を保つ「着床遅延」という現象で、子育てのしやすい時期に合わせて出産の時期を調整しているといわれています。ただ、近年は6月中旬〜6月下旬に生まれる個体もおり、少し出産の時期が早まっているかもしれないとのこと。まだ、大規模な調査は実施されておらず、エビデンスは得られていないようですが、気候変動や地球温暖化の影響なのかもしれません。
「ブチハイエナの性別は専門家でも判別が難しい」
ブチハイエナの排泄器(生殖器・泌尿器)は、メスがオスとほぼ同じ外見の「偽陰茎(ぎいんけい:偽のペニス)」を持っているそうです。専門家でも間違えることがあるとのことでした。日本平動物園のツキとセレンは2頭ともオスです。普段は排泄器をじっくりと見ることはありませんが、私だけでなく、学生ものぞき込んでいる姿が印象的でした。




